超音波検査とは

超音波検査イメージ

超音波検査は、人の耳では聞きとれない高周波の音波を部位に向けて発信し反射した音波を受信してその信号を解析することで内部の様子を画像化する検査方法です。腹部エコーは腹部の臓器(胃、腸、肝臓、胆嚢、膵臓、消化管など)を調べるための検査であり、リアルタイムで検査対象の部位を確認することができます。検査時は患者さんが検査台で横になって検査対象の部位のジェル状のものを塗り探触子(プローブ)から超音波を送信していきます。検査は超音波専門医、指導医を有する院長が実施いたします。

消化管ガスが多いとエコーの描出能が低下しますので、CTやMRIで追加の検査が必要な場合があります。その際は近医をご紹介いたします。

このような方は超音波検査をお勧めします

  • 健康診断で肝機能異常を指摘された
  • 胆嚢ポリープ、肝腫瘍などを指摘されたことがある
  • みぞおちの辺りが痛い
  • 腹痛が何度もぶり返される
  • なんとなく体がだるい
  • 脇腹に痛みを感じる
  • 肝臓などの病気に罹ったことがある など

検査当日の流れ

検査室イメージ
1.検査当日の注意点
検査を受けられる約6時間前から食事・飲水はお控えください。その他には特段の準備は必要ありません。ただし、お腹の周りを広く調べますので、ワンピースなどは避け、検査を受けやすい服装でご来院ください。
2、院内でお待ちください
当クリニックの受付で手続きを済ませたら、院内でお待ちいただき、お名前を呼ばれたら検査室にお入りください。検査の際は、診察台の上で仰向けになって行います。必要に応じて横向きや座位にて検査を行うこともあります。
3、検査の準備
検査に先立ち、腹部にゼリーを塗布します。ゼリーは温めてありますが、徐々に冷えてくるため、不快感を覚える方もいらっしゃいます。しかし、各臓器の状態をしっかりと確認するためには必要なことなので、ご理解とご協力をお願いします。
4、検査
検査中は、消化管に溜まったガスを減らして臓器の状態を見やすくするため、息を吸ったり、吐いたり、息を止めていただくこともあります。また、お腹をプローブで抑えながら検査することもありますが、その際に痛みを覚えたときは、すぐに申し出てください。腹部の状態を確認できたら検査は終了です。